「家に帰るまでが遠足」
と同じで、印象も採ったら終わりではなく
「石膏を注ぐまで」
「石膏が固まるまで」が印象です。
今回は印象を採った後の注意点をいくつか考えましょう。
アルジネート、もしくは寒天アルジネートを対象にしています。
読んだ瞬間に
ほとんどの人が「そんなの知ってる」「当たり前でしょ」と思ったでしょう。
では、逆に聞きます。
石膏を注ぐまでに何分くらいかかっても大丈夫ですか?
「〜分です」
と自信を持って答えられる歯科助手さんがどれくらいいますか?
ほとんどの歯科助手さんが
「できるだけ早く」「手が空いたら」といった認識だと思います。
勤めている歯科医院のシステムや
歯科助手さんの人数に左右されているのが現実でしょう。
実は、大まかな答えとしては約5分です。
しかも、ただ置いておくのではなく
湿度100%の箱に入れて5分です。
これは結構驚く歯科助手さんも多いのではないでしょうか?
私自身も知った時にはシビアな時間に驚いたくらいですから(笑)
30分や1時間が経過してしまったものは
最終的にできてくるものの適合(ぴったり度)が悪くなります。
とはいっても
入らなくなるくらい変形するということは稀ですし
どれくらいの適合だと良いのかというのは歯科医師の裁量にもよります。
忙しい時にはどうしても後回しになってしまうでしょうし、
もちろん、患者さんを待たせたまま石膏を注ぐのもどうかと思います。
つまり個人の力で頑張って
「何があっても必ず5分以内に注ぐ」
といったものでも無いのが事実です。
先ほども書きましたが
歯科医院のシステムややり方に左右されてしまうからです。
ただし、歯科助手さんとして
知識としては知っておくに越したことはないでしょう。
知識として知っていれば
午前に採った印象を昼休みに放置して
午後に石膏を注ぐということは出来ないでしょう。
(信じられませんが、歯科医院によってはあるようです)