歯科助手の診療介助 セット クラウン インレー

削った歯を金属やセラミックなどでかぶせたり、つめたりするときの
歯科助手さんの診療介助に関してです。
いわゆる「セット」と呼ばれる処置のことです。

何本にもわたるブリッジなんかも
ほぼ同じですが、
今回は1本の歯のみの場合を考えてみましょう。

代表的なものでいうと
FCK、インレー、4/5冠などですね。



まず
治療の手順としては大まかにいうと

1 コンタクト調整
2 高さ調整
3 研磨(磨く)
4 合着(つける)
5 セメント除去

となります。
一つずつ、歯科医師が調整している動きを追いながら
歯科助手さんの仕事をみていきましょう。

ボーッと見ているだけではダメですよ(笑)



1 コンタクト調整
 
隣の歯との幅を調整します。
つまり、横幅ですね。

きつすぎてもゆるすぎてもいけません。
特にゆるすぎると、食べ物が挟まって大変です。

そのコンタクトを判断するのに
使うものが「コンタクトゲージ」や「フロス」です。
歯科医院によって、
どちらかを使っていると思いますので
必ず用意しておきましょう。

歯科医師が金属を削って調整するときに歯科助手さんが行うことは
削っているときに金属が熱くなるので
金属の近くからエアー(風)をかけることです。

これは想像しているより、ずっと熱いのです。

余裕があったら外した金属を処分する前に
歯科助手さんも試しに自分で削ってみてください。
たぶん「アチッ」ってなるはずです(笑)

また、歯科医師によっては
削っている金属にライト(光)を当てて調整する人もいます。
その場合は患者さんの上からライトを
引っ張って当ててあげましょう。



2 高さ調整

コンタクトの調整が終わったら
次は高さを調整していきます。

歯科医師が
次は噛み合わせを調整しますね」などと言っていたら
咬合紙の出番なので出すのを忘れていたら、すぐに準備しましょう。

咬合紙とは赤とか青の「カチカチ」噛む紙です。

削って調整する時の歯科助手さんの仕事としては
エアーをかけるなど、ほとんど同じです。

あえて違うところをいうと
コンタクトの調整のときよりも
大きく削ることが多いかもしれません。

その分だけ熱いので、
先ほどよりも近くでエアーをかけるくらいの気持ちでいてください。



3 研磨

調整が終わると
口の中につける前に研磨(ピカピカに磨く)します。

このときに使うバーは先ほどまでの
バーよりも滑らかなのですが、
やはり熱が結構でますので、やっぱりエアーはあててください。

ベテランの歯科助手さんにも
研磨のときは熱くない」と勘違いしている人がいます。
これも試しに捨てる金属で研磨してみてください。
エアー無しでは熱すぎです。



4 合着

いよいよ、最後は口の中に合着します。

合着とは口の中に金属をつけることです
ちなみに仮着とは、いわゆる仮付けのことです。

このときのセメント練和のコツに関しては
→セメント練和へ

金属につけるセメントの量は
多すぎても少なすぎてもいけません。
どれぐらいが適量かどうかは
合着した時のセメントの溢れ具合を見て覚えていきましょう。



5 セメント除去

歯科助手さんがする補助はほとんど無いでしょう。

取ったセメントを流すときのバキュームくらいですから
歯科医院のシステムにもよりますけど、
器具を洗ったり、石膏を流したりしていても良いかもしれません。

セメント除去について詳しく知りたい人は
歯科衛生士.com セメント除去へ(準備中)




posted by ドクター at 06:45 | Comment(5) | TrackBack(1) | 歯科助手診療介助 SET | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
歯の遠心・近心・交合面・舌側・唇側
口蓋側・などの表し方教えてください
Posted by 美加 at 2006年10月07日 22:28
はじめまして。

「表し方」というと、それぞれの簡単な説明ということですかね。

簡単に説明すると

・咬合面:噛むところ
・近心:歯の手前側
・遠心:歯の奥側
・唇側:歯の頬っぺた側(前歯)
・頬側:歯の頬っぺた側(奥歯)
・舌側:歯の裏側(下顎)
・口蓋側:歯の裏側(上顎)

となります。
ただ、これは文字だけで説明しても知らない人にはとても難しいんですね。
役に立ってないかも知れません。すいません。

記事のほうに絵で説明する予定はあるのですが、
こちらの都合でもう少し先になりますので、お待ちください。
Posted by 歯科助手.com at 2006年10月08日 06:13
ほんの数ヶ月前にまったくの未経験から助手になりました。
今では、補助というよりセメント除去くらいなら私もやってます!
Posted by おはな at 2009年04月17日 02:17
10年ぶりに歯科助手に復帰しました。
先日、すごい失敗をしてしまいました、先生に即充でテックの修理してと言われたのに、私の頭の中は即充の存在がすっぽり抜け落ちていて、仮封に使うドゥラシールで一生懸命、盛っていました。途中、おかしいな?これだと削れないし…と思ってベテランさん2人に聞いたのですが,特にまちがいも指摘されず最終的に先生に怒られました、おかしいなと思ったときにはすぐに聞くようにと言われ、今後は先生にきちんと聞こうと思いました。患者さんにも時間がかかってしまい申し訳なかったです。愚痴ってすいませんでした。
Posted by まる at 2009年07月03日 10:38
5年ぶりに歯科助手に復帰したのですが、前の歯科になかった「セメント除去」をやらされています。先輩のするのを何度も見てはいますが、除去時、探針の力の入れ具合が分からず、患者さんが痛くないかが気になってしまい、なかなか除去ができず、時間がかかってしまい・・と悪循環になってしまいます。どうしたら上達するでしょう?何度も経験を積むべきでしょうか?何か参考になる本などがあったら教えていただけませんか?
普段は先輩達も自分の仕事があり、「少しでも経験があるならとできるようになるよ」という感じで教えてはくれません。このまま助手を続けてもいいのかなとも最近思うようになりました。何でもいいのでアドバイスいただけたらと思います。
Posted by NANA at 2010年11月01日 22:36
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Excerpt: クラウン_(歯科)クラウンとは、一歯の欠損に対して用いる、歯冠補綴物である。単冠とも呼ばれる。一般には歯のかぶせとして知られる。通常歯根膜によって支持力を得る。同じ歯根膜支持であること等、共通点が多い..
Weblog: 歯、知らないと痛い!歯の話
Tracked: 2007-10-01 13:01

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