今回は合着用セメントの中では練りにくい
グラスアイオノマーセメント(粉と液)の練り方をみていきましょう。
*自分の歯科医院のセメントが何かわからない人は
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全てのセメントに言える基本的なことですけどね。
机や台の角に置かないと、
練る時に腕がぶつかるか腕が変な角度になります。
角もしくは端に置いて腕が自然な角度になるようにしましょう。

粉と液の量は瓶などに書かれている比率
(粉2液1)みたいに書かれていると思います)
もしくは、粉が少し多めが良いでしょう。
練っているときの状況に応じて、粉を足すことができます。
この辺りは歯科医師の好みによるところもありますので
入ったばかりの頃は先輩の歯科助手さんの出す量を見てみましょう。

粉と液を一気に混ぜても、理論上は可能なのですが
よっぽどのベテランの歯科助手さんでなくては無理です。
混ぜる量も難しいですし、練るのも非常に難しくなるので
初心者の歯科助手さんは必ず少しずつ混ぜていきましょう。

小さくチマチマやってても、こねてるだけで練れていません。
紙の上を広く使って練ってください。
残っている粉が無くなったらかな?と思ったら
全てを集めて終わりです。
このときに初心者の歯科助手は思ったより量が少なくなることが多いので注意です。

粉を混ぜすぎているか、時間がかかりすぎているのだと思います。
かたいとどうしてダメかというと、
セメントが押し出されないので金属が完全に入らないからです。

粉の量が少ないのが原因だと思います。
時間が経っていなければ、間に合う場合もあるので
急いで粉をもっと混ぜましょう。
ゆるいとどうしてダメかというと、
セメントが歯と金属の間から流れてしまうからです。
タグ:歯科助手 セメント
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