大事なことは「割らない」こと。
それだけです。
でも、歯科助手さんにとって更に大事なことは・・・
「割ってしまった時の対応」だと思っています。
いや、割らないことにこした事はないですけどね(笑)
では、いくつか大事なことを挙げていきますね。
石膏を外すタイミングは石膏が冷たくなってから。
石膏は熱膨張(熱くなりながら膨らみながら固まる)するのです。
つまり、手で触って温かいときは
固まっている途中なので外してはダメです。
硬化した模型はスパチュラ(ヘラみたいなもの)等を使って外します。
テコの原理で外すと基本的には簡単に外せます。
テコの原理で外せない時(石膏が全く動かない時)には
あせって無理に力を入れないでください。
・・・割れます。
あせらずに、トレーからはみ出てる石膏を
ハサミみたいな器具で割っていきましょう。
特に下顎の全顎模型などは
内側の真ん中から石膏が垂れていると
非常に割れる確立が高いです。
これが割れた時の責任は「割った人」というより
「石膏を垂らした人」にあると思いますが
お互いに責任をなすりつけないようしましょう(笑)
万が一割れてしまったら、すぐにドクターのところにいって
「割りました。スミマセン」と言ってください。
仕方のないことなので、怒る歯科医師なんて基本的にはいないですから。
・・・5回連続とかじゃなければ(笑)
壊れた場所によっては大丈夫な時もあります。
噛み合わせに関係の無い部分や
対合歯(噛み合わせを見るためにとった反対側の歯)の時には
問題ないことも結構ありますから。
ここで大事なのは自分で大丈夫と決めつけないことです。
これは初心者の歯科助手さんというより、
慣れてきた歯科助手さんに気をつけて欲しいですね。
必ず歯科医師に確認をしてください。
石膏模型がダメだったら、印象からやり直しになります。
患者さんは帰宅していることがほとんどだと思いますので
電話をして病院に来てもらうことになります。
このときに誠意をもって
不信感をもたれないように伝えましょう。
「取らせて頂いた型が悪かったので申し訳ありませんが、
もう一度型をとらせていただきたいのですが・・・」
といった感じでしょうか。
「割ってしまった」という表現は
「落として割った」と想像する患者さんもいますので使わないほうが良いと思います。
ほとんどのケースでは患者さんも怒ったりはしないでしょう。
繰り返しますが、大事なのは「誠意」です。