2006年07月10日

石膏を外す時は慎重に

当たり前ですが、固まった石膏は外します。

大事なことは「割らない」こと。
それだけです。

でも、歯科助手さんにとって更に大事なことは・・・

割ってしまった時の対応」だと思っています。

いや、割らないことにこした事はないですけどね(笑)



では、いくつか大事なことを挙げていきますね。



?a?@ 冷たくなったら外そう

石膏を外すタイミングは石膏が冷たくなってから。

石膏は熱膨張(熱くなりながら膨らみながら固まる)するのです。
つまり、手で触って温かいときは
固まっている途中なので外してはダメです。



?a?@ あせらずにテコの原理で外そう

硬化した模型はスパチュラ(ヘラみたいなもの)等を使って外します。
テコの原理で外すと基本的には簡単に外せます。

テコの原理で外せない時(石膏が全く動かない時)には
あせって無理に力を入れないでください。
・・・割れます

あせらずに、トレーからはみ出てる石膏を
ハサミみたいな器具で割っていきましょう。

特に下顎の全顎模型などは
内側の真ん中から石膏が垂れていると
非常に割れる確立が高いです。

これが割れた時の責任は「割った人」というより
石膏を垂らした人」にあると思いますが
お互いに責任をなすりつけないようしましょう(笑)



?a?@ 割った時は素直になりましょう

万が一割れてしまったら、すぐにドクターのところにいって
割りました。スミマセン」と言ってください。

仕方のないことなので、怒る歯科医師なんて基本的にはいないですから。
・・・5回連続とかじゃなければ(笑)

壊れた場所によっては大丈夫な時もあります。
噛み合わせに関係の無い部分や
対合歯(噛み合わせを見るためにとった反対側の歯)の時には
問題ないことも結構ありますから。

ここで大事なのは自分で大丈夫と決めつけないことです。
これは初心者の歯科助手さんというより、
慣れてきた歯科助手さんに気をつけて欲しいですね。
必ず歯科医師に確認をしてください。



?a?@ ダメだったら冷静に電話をしましょう

石膏模型がダメだったら、印象からやり直しになります。
患者さんは帰宅していることがほとんどだと思いますので
電話をして病院に来てもらうことになります。

このときに誠意をもって
不信感をもたれないように伝えましょう。

取らせて頂いた型が悪かったので申し訳ありませんが、
もう一度型をとらせていただきたいのですが・・・


といった感じでしょうか。
割ってしまった」という表現は
落として割った」と想像する患者さんもいますので使わないほうが良いと思います。

ほとんどのケースでは患者さんも怒ったりはしないでしょう。

繰り返しますが、大事なのは「誠意」です。





posted by ドクター at 07:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯科助手の石膏注ぎ
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