ベテランの歯科助手さんはきっちりポイントを押さえているか
もしくは、無意識に行っているのです
では、石膏注ぎのポイントは何かというと・・・
「気泡を入れない」←これが全てといっても過言ではありません
気泡が抜けてないと石膏が固まった時に
気泡の部分が穴になってしまうんですね。
気泡を入れないための石膏注ぎのポイントをいくつか挙げていきます。
初心者の歯科助手さんは水を入れすぎる傾向が強いです。
石膏を初めて触る歯科助手さんに
「思うとおりやってごらん」
と言うと、ほとんど水のような状態になることもあります(笑)
水を入れすぎると石膏がドロドロになって操作がしにくいんですね。
バイブレーターにかける時も
ボコボコ泡だってしまうので気泡がとれません。
バイブレーターとはぶーんと音のする
振動する秤(はかり)みたいな機械です。
これで気泡を無くす・・・というか、
「抜く」「潰す」という表現の方が近いですね。
石膏を広げて厚みを薄くすることで
気泡が無くなったことを確認できます。
ここで気泡が残っていると、
次からのステップをどんなに完璧にしても気泡が入ってしまいます。
つまり、寒天がついている物はついてない反対側から石膏を流します。
シリコンの印象に石膏を流す時も
形成して(削って)あるところの反対側から流しましょう。
シリコンの印象のどこが形成してあるかわからない時は
ドクターに聞いてもいいかも知れません。
ただ、シリコンの石膏を任せられるレベルになっていたら
形成がどこかはわかるレベルになっているので
心配はいらないですけどね(笑)
当たり前ですが、反対側から一方向に流すので
「両方向」とか、「色々なところ」から石膏を流すのは論外です。
ベテランの歯科助手さんでも
時々、わかってない人がいますので。
「私の歯科医院の先輩は色々なところから流してます」
という歯科助手さんは
イジメられないくらい仲良くなってから教えてあげましょう(笑)
最初は印象面に薄い石膏の膜が出来るように流し込みましょう。
一気に石膏を流すと必ず気泡が入ります。
まず一層流して気泡が混入していない事を確認したら
もう少し多めに石膏を流しても大丈夫です。
石膏は硬化したら印象材から取り出します。
その時に盛り付けた石膏が少ないと割れてしまう時があるのです。
石膏を注ぐ時に最後の方は
機械に当て続けると盛れずに流れる一方なので
機械から放して盛ってください。
最後に機械を止めて石膏の形を整えます。
トレーの外枠に石膏が垂れている状態で
石膏が固まると後で取り外す歯科助手さんが大変です。
石膏は固まる前にトレーの外枠にはみ出しているのは
指などでふき取ると楽でしょう。
特に下顎模型の全顎の模型などは
内側の真ん中から石膏が垂れないように盛りましょう。
ここが垂れていると
石膏を外すときに割れる原因になりやすいです。
こんなところですね。
このポイントを頭に入れたら、数をこなしましょう
あと、細かい話ですが
石膏が硬化する前に必ず患者さんの名前を記載しましょうね。
石膏が出来てしまうと
どの患者さんの模型なのか分からなくなってしまう事があります。
デンチャーの石膏を盛る時に難しいのは
「どこまで盛ればいいかわからない」ことだと思います。
歯があるときには、
基本的にはそこを覆えば良いのですが
デンチャーの場合は粘膜になりますので、難しいですよね。
石膏が足りないのが一番いけないです。
初心者の歯科助手さんは足りなくなることが多いようです。
かといって
盛りすぎても外す時に大変になります
(特に下顎は大変です)
自分で盛った模型と
実際にデンチャーが技工所から帰って来ている模型を見比べてみてはどうですか?
技工所で技工士さんが
不要な部分を削っておる模型には必ず共通点があります。
その共通点と
自分の盛った模型を見比べると
余分な石膏がわかると思いますよ。
専門用語を理解したうえで
しっかり覚えたいならば、
やはり本などを読んで勉強することを薦めます。
(特に図が充実している本が良いです)
具体的な違いなどを説明していない答えで申し訳ありませんが
ここで図も無く説明するよりは
このやり方が一番早くイメージがわくと思います。
頑張ってくださいね。