石膏注ぎの6ポイント

石膏注ぎの6ポイント

何気なくベテランの歯科助手さんが行っている石膏注ぎにもポイントがあります。
ベテランの歯科助手さんはきっちりポイントを押さえているか
もしくは、無意識に行っているのですexclamation

では、石膏注ぎのポイントは何かというと・・・


気泡を入れない」←これが全てといっても過言ではありませんexclamation×2
気泡が抜けてないと石膏が固まった時に
気泡の部分が穴になってしまうんですね。


気泡を入れないための石膏注ぎのポイントをいくつか挙げていきます。


1 粉末と水を混ぜる比を間違えないようにしよう

初心者の歯科助手さんは水を入れすぎる傾向が強いです。

石膏を初めて触る歯科助手さんに
思うとおりやってごらん
と言うと、ほとんど水のような状態になることもあります(笑)

水を入れすぎると石膏がドロドロになって操作がしにくいんですね。
バイブレーターにかける時も
ボコボコ泡だってしまうので気泡がとれません。



2 バイブレーターで気泡をしっかり無くそう

バイブレーターとはぶーんと音のする
振動する秤(はかり)みたいな機械です。

これで気泡を無くす・・・というか、
抜く」「潰す」という表現の方が近いですね。
石膏を広げて厚みを薄くすることで
気泡が無くなったことを確認できます。

ここで気泡が残っていると、
次からのステップをどんなに完璧にしても気泡が入ってしまいます。
  


3 大事な部分の反対側から流そう

つまり、寒天がついている物はついてない反対側から石膏を流します。
シリコンの印象に石膏を流す時も
形成して(削って)あるところの反対側から流しましょう。

シリコンの印象のどこが形成してあるかわからない時は
ドクターに聞いてもいいかも知れません。

ただ、シリコンの石膏を任せられるレベルになっていたら
形成がどこかはわかるレベルになっているので
心配はいらないですけどね(笑)

当たり前ですが、反対側から一方向に流すので
「両方向」とか、「色々なところ」から石膏を流すのは論外です。

ベテランの歯科助手さんでも
時々、わかってない人がいますので。

私の歯科医院の先輩は色々なところから流してます

という歯科助手さんは
イジメられないくらい仲良くなってから教えてあげましょう(笑)



4 一層の膜を作るように注ごう

最初は印象面に薄い石膏の膜が出来るように流し込みましょう。
一気に石膏を流すと必ず気泡が入ります。
まず一層流して気泡が混入していない事を確認したら
もう少し多めに石膏を流しても大丈夫です。



5 割れないように厚く盛ろう

石膏は硬化したら印象材から取り出します。
その時に盛り付けた石膏が少ないと割れてしまう時があるのです。

石膏を注ぐ時に最後の方は
機械に当て続けると盛れずに流れる一方なので
機械から放して盛ってください。

最後に機械を止めて石膏の形を整えます。



6 トレーの外枠に石膏が垂れないようにしよう

トレーの外枠に石膏が垂れている状態で
石膏が固まると後で取り外す歯科助手さんが大変です。

石膏は固まる前にトレーの外枠にはみ出しているのは
指などでふき取ると楽でしょう。

特に下顎模型の全顎の模型などは
内側の真ん中から石膏が垂れないように盛りましょう。
ここが垂れていると
石膏を外すときに割れる原因になりやすいです。


こんなところですね。
このポイントを頭に入れたら、数をこなしましょうexclamation

あと、細かい話ですが
石膏が硬化する前に必ず患者さんの名前を記載しましょうね。

石膏が出来てしまうと
どの患者さんの模型なのか分からなくなってしまう事があります。


【歯科助手の石膏注ぎの最新記事】
posted by ドクター at 07:03 | Comment(7) | TrackBack(0) | 歯科助手の石膏注ぎ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして。助手になって一年になる者です。質問があります。デンチャーの模型をとるのを最近任されるようになりました。そんなに機会がないのでなかなかコツを覚えられません。普通の全顎模型との違いをわかりやすく教えていただけたら、とても助かります。よろしくお願いいたします。
Posted by tora at 2007年02月06日 20:00
はじめまして。

デンチャーの石膏を盛る時に難しいのは
「どこまで盛ればいいかわからない」ことだと思います。

歯があるときには、
基本的にはそこを覆えば良いのですが
デンチャーの場合は粘膜になりますので、難しいですよね。

石膏が足りないのが一番いけないです。
初心者の歯科助手さんは足りなくなることが多いようです。

かといって
盛りすぎても外す時に大変になります
(特に下顎は大変です)

自分で盛った模型と
実際にデンチャーが技工所から帰って来ている模型を見比べてみてはどうですか?
技工所で技工士さんが
不要な部分を削っておる模型には必ず共通点があります。

その共通点と
自分の盛った模型を見比べると
余分な石膏がわかると思いますよ。

専門用語を理解したうえで
しっかり覚えたいならば、
やはり本などを読んで勉強することを薦めます。
(特に図が充実している本が良いです)

具体的な違いなどを説明していない答えで申し訳ありませんが
ここで図も無く説明するよりは
このやり方が一番早くイメージがわくと思います。

頑張ってくださいね。
Posted by 歯科助手.com at 2007年02月13日 07:02
はじめまして。
4年ぶりに歯科助手をしております。
やったことのない作業や補助をさせてくれるので
とてもやりがいがあって楽しいです。
最近、石膏を流す作業を練習していて、疑問に思ったんですが、どうしても軟らかくなってしまい水の入れすぎだとは分かってるんですが、中々うまくいきません。アルギンのように粉何杯に対して水何杯とかは石膏にはないのでしょうか?
あと質問なんですが、なぜ色んなところから流してはけないのですか?
初歩的な事で申し訳ございません。
よろしくお願い致します。
Posted by じゅぴこ at 2009年06月19日 00:56
はじめまして、じゅぴこさん。

歯科助手として、充実した日々のようですね。

さて質問に関しての答えですが

石膏も正確には混水比はもちろん、ありますよ。
説明書のようなものに載っているはずです。

「粉末100gに対して水が24ml」

といった感じですね。
ただし、大概はいちいち軽量するよりは
感覚で行う人がほとんどではないでしょうか。


あとは
「なぜ、色々なところから流してはいけないか?」

石膏の流れと流れがぶつかったところに気泡が入るからです。

川と川が合流するところが泡立つのと同じ理論ですね。

参考になれば幸いです。

頑張ってくださいね。
Posted by 歯科助手.com at 2009年06月30日 01:14
はじめまして。 
歯科助手をはじめて4年目になります。
まだまだ経験が足らないと実感しております。
今回石膏について、質問させてください。
デンチャーの石膏のつぎ方なんですが、盛る量がまだいまいち足らないようで、そして、いつも時間がかかってしまいます。あと、つぎおわったら、逆さにしてますが
せっかく高さを付けたのに、石膏が気持ち流れてうまく高さがつけられません。これは、つぎおわってからすぐに逆さまにしてしまうからでしょうか?
お忙しいところ申し訳ありません。アドバイスございましたら宜しくお願いいたします。
Posted by みどり at 2009年09月12日 02:34
はじめまして、みどりさん。

デンチャーの石膏の盛る量は適度に大目ですね。
(必要な部分を覆うという意味です。)

ちょっと疑問に思ったのですが
つぎおわったら逆さにする理由ってなんでしょうか?

調べたり、大学で歯科理工学などを研究している知り合いに聞けばわかるかもしれないのですが、
何でしょうね・・?

一歯科医師というよりは
どうしてだろうと素人感覚で疑問に思ったので・・・。

平らにするためでしょうか。
単純に固まる前の石膏が流れてしまうような気がするのですが・・。

私の医院は逆さにしていないのですが
歯科の教科書ではどうだったでしょうか、思い出せない状態です。

「逆さまにしなければいい」
というのが正直な私からのアドバイスなのですがみどりさんの歯科医院のルールで決まっているとしたら、そういうわけにはいかないですよね。

ちょっと私の周りの歯科医師にも聞いてみます。少しお待ちください。
Posted by 歯科助手.com at 2009年10月06日 01:49
はじめまして。いつも楽しく学ばせていただいております。

石膏について疑問ですが、仕上がった模型のBTの高低も、石膏の流し方に問題があるのでしょうか?。

他にマージン不足も該当しますか?。

実は、再製が多く、スタッフ皆、計って石膏盛っています。

基準の「100gに対し24ml」ですと、
ゆるすぎる為、技工士のアドバイスにより、
「100g20ml」で石膏を盛っています。

見た目の仕上がりは、気泡もなく美しいのですが、「再製」にならない為に、

上記の文章を元に、気づきがございましたら、
勉強のためにご教授頂けると幸いです。

宜しくお願いいたします。
Posted by naomi at 2011年02月24日 23:02
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